はじめに
2017年、はやしが劇場で観た映画大賞は『KUBO / クボ 二本の弦の秘密』である。
まだ1ヵ月あるけど決定です。
ドーモ、はやしです。
この作品の感想は少し寝かしてから感想を書こうと思いつつ、少し寝かしすぎたのでそろそろ書きます。
パンフレットからの言葉ですが「技術はあたりまえ、ストーリーこそが命」と監督は語っています。
映画に疎い私でも、さすがに気付いてきました。それはやはり真理です。
有名監督でも、超人気俳優陣でも、超絶SFXがあっても、シナリオがダメだとやはりダメなのです。
そして『KUBO』は脚本が素晴らしくて、終盤に様々な伏線が収束していく様が見事です。
もちろん、サブタイトルが「二本の弦の秘密」なので何か秘密があるんだろうとは思って観始めるわけですが…。
技術面に関する感想が多いのは、やはりネタバレ無しに語ろうとすると「ストップモーションアニメ(SMA)すごい!」というところから入らざるを得ないんだと思います。
そして事実SMAが凄いのですが、完璧にアナログで作られた作品だと信じながら観てしまうと「CG使ってるやん!」って思ってしまうかもしれません。
実際はアナログ+デジタルのハイブリッド、いいところどりです。
画面を横切る落ち葉とか、焚火などは実際の速度で撮影して合成している(と予想している)ので、特撮のような現実感のある雰囲気が出ています。
そして、普通SMAだと高速の戦闘シーンなどでは動きが、かくついて見えてしまうのですが、
『KUBO』のバトルシーンはこの上なくスピーディーで、これがどうやって処理しているのか分からない…。
鎖鎌を使う敵が登場するのですが、ブンブン振り回す鎖の残像はCGなのだろうか…、などと色々と疑問が浮かんできます。
メイキング付き円盤発売はよ!
公開されているメイキング動画を見ると、サルが刀を振るところで一瞬だけ刀の残像パーツが付いていたので、
アナログでセルアニメや2D格闘ゲームのモーションみたいなことをやっているわけですよ。
みんなが「アクションシーン凄い!」って言ってる理由がお分かり頂けるだろうか。
監督が黒澤明監督好きなのは日本刀の構えを見れば伝わります。
実戦よりも荒々しく、演武よりも美しい刀捌き。見惚れます。
以下ネタバレ感想
まだ語りたいことはたくさんあるけど、ここまでにしておきます。
最後に1つだけ、闇の姉妹はいいぞ。
本日の執筆中BGM「スプラチューン2」
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